カルト理論はイエスかノーかの二元論(植付けられる恐怖心)

カルト理論はイエスかノーかの二元論 植付けられる恐怖心

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

「木下黄太」のブログには、常に上記の「呼びかけ」が掲載されている。「木下黄太」の呼びかけを信じ、関東圏から避難した人も少なくないだろう。

しかし、人生において全てを投げ打って移住を決心することは、経済的にも精神的にも余程の覚悟が必要となる。もちろん、関東圏の放射能拡散被害の実態やその影響は、深刻であり、チェルノブイリの時のように、政府が責任を持って移住政策を進める事が一番である。全てを投げ打って自力で避難出来ればよのだが、その決心が出来ずに悩んでおられる方は相当数おられると察する。原発推進や放射能汚染被害を認めない「国家矛盾」「社会矛盾」は、そのまま社会不安生活不安の因となり、解決策を求めてネットに情報や知識を模索する。

カルトの重要なマインドコントロール理論の一つに、「二者択一」という技法がある。それは、社会や世界が間違っており、ユートピアの実現をめざすグループが絶対的に正しいという二元論である。間違った社会や世界は「悪」であり、ユートピアをめざす集団が「善」とする二元論から導かれる「二者択一」である。
しかし現実には、その「二者択一」の中間には様々なプロセスが存在する。原発を無くす事が良いとは誰もが思っても、そこには「廃炉」に向けた様々な複雑なプロセスが存在し、そのプログラムを一つひとつ丁寧に実行してゆかなければ、脱原発が実現しないことは分かる。
それと同じように、「移住や避難」も、政府がホットスポットや移住地域から強権的に移住支援政策を進めない限り、仕事や生活を投げ打ち、家族ごと全て自力で移住するには余りにも様々な課題があることに直面する。

「木下黄太」が力説する「移住か留まるか」という二者択一には、危ういトリックが潜んでいる。それは「情報」と「知識」の操作である。移住を決心した多くの方は「木下黄太」のブログを読み講演会を聞き、「情報と知識」に基づいて移住を判断する。その時に、「木下黄太」の言葉を信じる方を選択する。もしも「移住」を選択しなければ、「木下黄太」の「情報と知識」より、彼が力説する「健康被害の恐怖心」がつきまとう。つまり最後には「木下黄太」の人格を信じるか信じないかという「二者択一」に精神的に追い込まれてゆく。
先に「カルトのマインドコントロール理論2:8の法則」で書いたように、関東圏は高濃度の放射能汚染された計画的移住地域という事実とその情報は正しい。しかし、正しい情報を伝える人物が「正しい人」「人格者」とは違う。だが、マインドコントロール理論2:8の法則によって、「この人は正しい情報を命を賭けて伝えてくれる良い人」だと勘違いし、「木下黄太」の人格そのものを受け入れてしまう。
彼はアジテーターであって、例え「移住避難」したとしても、彼の主張によると、それはあくまで自己責任における「移住避難」であり、その後の生活に関しては木下黄太はフォローもサポートも何もしてくれない。更には、「木下黄太」が「移住避難を力説する本心」と「情報」は全く別であることを、見抜く必要があるのだ。「情報」と「人格」は別である。
そして、この「人格」こそが、2012年3月の「バンダジェフスキー博士の講演」以後、「ネットカルトの人格」として豹変して行ったのである。

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